冬休みにやりたいこと
「(ガサゴソ)はい、”冬休みにやりたいこと”は?」
「え、なに唐突に…いつの間にそんな箱まで用意してるし…」
「文句ばっかうるさいなぁ…ってか冬休みって言われても俺たちもう学生じゃないしそんな大型連休なんて取れる人いないんじゃないの?」
「お前は毎日が休日だけどな」
「ヒュ~言うね。ボス、俺のことよく分かってきたじゃん。」
「うるさい黙れ」
「うーん、じゃあ学生の頃の話でもする?大学生あたりの。俺は友達とスキーとかスノボとか泊まりで行ってたかな。やっぱ冬はウィンタースポーツでしょ。」
「わーめっちゃアウトドア陽キャ~」
「褒め言葉として受け取るよ。賢盗も今度どう?」
「無理。絶対嫌。」
「つれないなぁ。」
「はは…俺もスノボかな。あ、後はイルミネーションとか見に行ったり。」
「え?当時の彼女?本命?セフレ?」
「残念ながら兄貴と幼馴染とだよ。イルミネーションそのものにはあんまり興味無かったし、付き添いで行ったんだけど…結果的に結構いいもの見れてよかった思い出。」
「さっきから全然色気がねぇ~みんな学生時代棒に振りすぎじゃない?」
「お前が欲にまみれすぎてんだろ」
「そういう学志さんはどうなのさ~どうせ女と一緒に居たんでしょ?」
「一緒にすんな、普通にバイトしてたわ。あと研究。」
「え、一番つまんないじゃん。輝己はどうなんだよ。」
「…(無視)」
「…どうせお前もバイトと研究だろ!これだから研究バカは…はぁ、男5人集まって学生時代の思い出話してこの結果とかある?お題倒れじゃん!」
「そういう賢盗はどうだったんだ?その口ぶりからしてさぞ華やかな冬休みを過ごしたんだろ?」
「え。俺、その手のイベントとか記念日とか嫌いだしわざわざ人混みに行くなんて面倒だから特に何もしてないけど。」
「…」
「…こいつ一発殴っていいか?」
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まとめ
ひじり:ウィンタースポーツ、イルミネーション
けんと:彼女(セフレ)の家を転々としてごろごろ
てるみ:バイトと研究
さとし:バイトと研究
こーちゃん:ウィンタースポーツ、旅行