お酒の失敗ある?
「ボス、乾杯の音頭まだ?」
「あー…?はい、乾杯」
「「かんぱーーーーーーーい!」」
(カンッ)
「ビアガーデンなんていつぶりかしら…テンションあがるわね!」
「夏といえばやっぱこれでしょ!」
「ふーん、結構いいとこじゃん。料理も美味いし」
「でしょ?実はここの料理に使われてる野菜、俺のところのなんですよ!(得意げ)」
「どんどん提携範囲広げてんなお前…もうそっちが本業なんじゃねぇの?」
「まさかぁ!俺はボスの部下が本職っすよ!」
「はいはい、これからも俺の従順な部下でいてくれ」
「合点!」
「それにしても、こうやって5人で飲むのも久しぶりじゃない?」
「最近各々忙しくしてたしなぁ」
「みんな体調とか崩してない?特に輝己くん、ちゃんとご飯食べてるの?」
「オカンかお前は」
「ちゃんと食べてますよ」
「ボスに言われてからちゃーんと俺の野菜取りに来てるもんな」
「はは、偉い偉い」
「青葉に絡まれるの面倒だからすぐ帰るけど」
「もっと私達以外ともコミュニケーション取らなきゃだめよ?」
「…(もぐもぐ)」
…
「そういや俺、この前超珍しく泥酔したんすよ。んで解散後うっかり道で寝ちゃって」
「え、道で!?それちゃんとお家に帰れたの?」
「それがね、飲んでた店が偶然輝己の家の近くだったみたいで」
「あら、すごい偶然」
「俺に気付いた輝己が拾ってくれました」
「捨て犬かよ」
「つかよく家まで連れて行けたなお前」
「引き摺りました」
「ああ!だから体中擦り傷ばっかだったのか俺!」
「完全に不審者じゃんお前ら…怖…」
「はぁ…」
「で?その後はどうしたんだよ」
「朝目覚めたら輝己が居て…そんで寝起き早々カエル飯食わされました。」
「でた、輝己の得意料理」
「優しさなのか嫌がらせなのか微妙なところだな」
「いや~でもあの時はほんと助かったなぁ…あのまま外に居たらどうなってたか。」
「次は絶対助けないからな。野垂れ死ね」
「うっ…今後は気をつけるって…あの日のことはほんと感謝してます…」
「光、お前今日から当分酒禁止な」
「え!そんな…!今日はセーフ?ってかいつまで?ってかもう飲んでるんですけど俺!?」
「輝己、それ取り上げろ」
「はい」
「あああああ…!ひどい…」
「自業自得だろバカ」
「今回は輝己くんが居たから良かったけど…ほんと危ないのよ外で寝るなんて。お酒はちゃんと節度を守って飲みましょうね。」
「はぁい…」
「ほれ、ご自慢の野菜食って元気出せ」
「(もぐもぐ)…おいしい。」
「野菜ジュース、取ってきてあげましょうか?」
「ありがとうございます…ピッチャーでお願いします…」
「いや量えぐくね…?」
…
まとめ
お酒は節度を守って、人に迷惑をかけない