おしゃべり倉庫

うちの子がおしゃべりしているだけの倉庫

研究所シリーズ Vol.02


お酒の失敗ある?

 

「ボス、乾杯の音頭まだ?」

「あー…?はい、乾杯」

「「かんぱーーーーーーーい!」」

 

(カンッ)

 

「ビアガーデンなんていつぶりかしら…テンションあがるわね!」

「夏といえばやっぱこれでしょ!」

「ふーん、結構いいとこじゃん。料理も美味いし」

「でしょ?実はここの料理に使われてる野菜、俺のところのなんですよ!(得意げ)」

「どんどん提携範囲広げてんなお前…もうそっちが本業なんじゃねぇの?」

「まさかぁ!俺はボスの部下が本職っすよ!」

「はいはい、これからも俺の従順な部下でいてくれ」

「合点!」

「それにしても、こうやって5人で飲むのも久しぶりじゃない?」

「最近各々忙しくしてたしなぁ」

「みんな体調とか崩してない?特に輝己くん、ちゃんとご飯食べてるの?」

「オカンかお前は」

「ちゃんと食べてますよ」

「ボスに言われてからちゃーんと俺の野菜取りに来てるもんな」

「はは、偉い偉い」

「青葉に絡まれるの面倒だからすぐ帰るけど」

「もっと私達以外ともコミュニケーション取らなきゃだめよ?」

「…(もぐもぐ)」

 

 

「そういや俺、この前超珍しく泥酔したんすよ。んで解散後うっかり道で寝ちゃって」

「え、道で!?それちゃんとお家に帰れたの?」

「それがね、飲んでた店が偶然輝己の家の近くだったみたいで」

「あら、すごい偶然」

「俺に気付いた輝己が拾ってくれました」

「捨て犬かよ」

「つかよく家まで連れて行けたなお前」

「引き摺りました」

「ああ!だから体中擦り傷ばっかだったのか俺!」

「完全に不審者じゃんお前ら…怖…」

「はぁ…」

「で?その後はどうしたんだよ」

「朝目覚めたら輝己が居て…そんで寝起き早々カエル飯食わされました。」

「でた、輝己の得意料理」

「優しさなのか嫌がらせなのか微妙なところだな」

「いや~でもあの時はほんと助かったなぁ…あのまま外に居たらどうなってたか。」

「次は絶対助けないからな。野垂れ死ね」

「うっ…今後は気をつけるって…あの日のことはほんと感謝してます…」

「光、お前今日から当分酒禁止な」

「え!そんな…!今日はセーフ?ってかいつまで?ってかもう飲んでるんですけど俺!?」

「輝己、それ取り上げろ」

「はい」

「あああああ…!ひどい…」

「自業自得だろバカ」

「今回は輝己くんが居たから良かったけど…ほんと危ないのよ外で寝るなんて。お酒はちゃんと節度を守って飲みましょうね。」

「はぁい…」

「ほれ、ご自慢の野菜食って元気出せ」

「(もぐもぐ)…おいしい。」

「野菜ジュース、取ってきてあげましょうか?」

「ありがとうございます…ピッチャーでお願いします…」

「いや量えぐくね…?」

 

 

まとめ
お酒は節度を守って、人に迷惑をかけない